関ヶ原の残党、石田世一の文学館

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zoom RSS 石田三成の実像1507「三成祭」3 小野善生氏「石田三成公に学ぶリーダーシップ・フォロワーシップ」1

<<   作成日時 : 2015/11/10 12:10   >>

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写真は長浜市石田町で行われた三成祭の法要の前に、石田会館でいただいた抹茶と和菓子を撮ったものです。三成が秀吉に仕えたとされる三献茶の逸話は、本当かどうかはわかりませんが、この抹茶のおもてなし(抹茶券300円)は三成の威徳を偲べ、心落ち着けるひとときです。
 三献茶の話は、その日の午後二時から石田会館で行われた滋賀大学の小野善生氏の講演会「石田三成公に学ぶリーダーシップ・フォロワーシップ」のなかでも取り上げられていました。
 この講演会は、歴史学の講演ではなく、「石田三成公の生き様をリーダーシップとフォロワーシップの観点から読み解く」というもので、非常にユニークな内容でした。
 まずリーダーとは「組織や集団の中心的な存在であり、目的を示し、人々をとのまとめる存在」で、フォロワーとは「組織や集団の一員であり、目的を共有し、積極的に貢献していく人々」だと定義づけされ、「よきフォロワーがよきリーダーになる」と説明されていました。
 三成をめぐるリーダーとフォロワーの関係について、天下統一に関しては「リーダー豊臣秀吉とフォロワー三成」、領国経営に関しては「リーダー三成とフォロワー島左近」、関ヶ原の合戦に関しては、「リーダー三成とフォロワー島左近・大谷吉継」になると述べられていました。
 そしてリーダーシップとは、「ある目的の達成のために、組織(集団・チーム・グループなどを含む)のリーダーが、メンバーに積極的な意識や行動の変化を促すこと」と説明されていました。
 リーダシップのポイントとして、「リーダーとフォロワーが目的を共有する」「フォロワーの理解と合意を得るように働きかける」「フォロワーが積極的に動く」「組織や集団にとって必要なことをフォロワーに知らせる」「効率的に遂行する」「フォロワーの個人的な貢献を結集する」などの点が挙げられ、講演会では現代の具体的な例を挙げながら説明されていましたが、漫談的な話し方ながら、リーダーシップ論は職種に限らずどの世界にも通じる話なので、うなずける点が多々ありました。
 ところで、三献茶の話は、三成の功を奏したフォロワーの1つとして解説されていました。すなわち、三成には「リーダーのニーズを読む力」があり、「リーダーが何を望み(秀吉ののどのかわき)、どうすれば満足するのか(茶の温度と量と出すタイミング)を把握して行動」していたと。
 この逸話は江戸時代の書物に書かれたものであり、一次史料には出てこない話なので、前述したようにどこまで真実かわかりませんが、小説やドラマで三成が描かれる時には、よく三献茶の話が出て来ます。確かに、相手の心理を読んで気配りができる三成に秀吉は感心して家臣に取り立てたというのはよく出来た(出来過ぎた)話です。もっとも、この逸話自体が、当時は三成が武功ではなく、茶坊主的な出世をしたという否定的な意味で作られたことかもしれないのですが。

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