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zoom RSS 大河ドラマ探訪349「真田丸」14三成の実像1583「三成フェス」2 10日登場・旗印解釈をめぐって

<<   作成日時 : 2016/03/27 15:09   >>

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 写真は「三成フェス」の会場のロビーに展示されていた、「真田丸」で三成を演じる山本耕史さんが5日の「石田三成出陣式」の際に自分で書いた三成旗印を撮ったものです。「出陣式」の時の写真も合わせて展示されていました。
 「三成フェス」のパネルディスカッションの際に、屋敷陽太郎氏は「真田丸」で三成が登場するのは4月10日の放送分からだと明かされていました。真田信繁が大坂城に人質として送られた時から、三成との交流が始まること、目下撮影が行われているが、堺雅人さんと山本耕史さんとの絡みの場面は、芸達者な二人だけに、さながら二人の芝居合戦のようであること、ドラマでは三成は信繁の友人として設定されているため悪くは描かれないものの、三成のいい面も悪い面も共に描くことによって、人間としての深みを出せることなどを語っておられました。三成の悪い面というのが気になりましたが、そのあたりは実際にドラマを見て感想を述べたいと思います。
 三成の旗印「大一大万大吉」については、「三成フェス」のパネルディスカッションの折に、松平定知氏が、かつて「その時、歴史が動いた」をNHKで放送していた時に、「一人はみんなのために、みんなは一人ために」云々という解釈は、島左近の伝記に出てくるだけで、他の書物に出てこず、裏付けが取れないために、それを使うのはやめて、番組内容を変更して、三成が清廉潔白な人物として描いたものにしたという裏話をしておられました。
 三成の旗印について触れた島左近の伝記については、どういう書物か私は把握しておらず、確認したいと思っています。旗印の解釈については、拙ブログで前にも触れたように、前原正美氏の「『大一大万大吉』の御旗に見る石田三成の〈愛の思想〉」(別冊宝島編集部編『悲劇の智将 石田三成』【宝島文庫】所収)の中で、自分が創作したものであると述べられています。前原氏はすでに1998年に出版した「愛・時を超えてー私説・石田三成ー」(前原出版)の中で、旗印の独創的な解釈をしていることも同書で記されています。今世間に広まっている旗印の解釈が前原氏の見解によるということは、「三成フェス」では触れられていませんでした。
 三成の旗印のこういう解釈については、前原氏の見解であることが明らかになる前に、故市野澤永氏から「近代的な解釈だと思いませんか」というメールをいただいたことがあり、確かにそうかもしれないと思いました。市野澤氏からは、この他にも貴重なご意見をたびたびいただき、いろいろと学ばせてもらいました。
 個人的には、縁起のいいものを並べたのが三成の旗印ではないかと今のところは考えています。小学館の「日本国語大辞典」の「大一大万大吉」の項に、「歌舞伎・富士三升扇曾我」の中で「『大一大万大吉とは』『大小名の助命の願ひに』『さいさきのよき紋尽し』」という使用例があることが記されており、それを裏付けているような気がします。

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