関ヶ原の残党、石田世一の文学館

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zoom RSS 石田三成の実像1584 「三成フェス」3 小和田哲男氏の基調講演「今、石田三成を再評価する」1

<<   作成日時 : 2016/03/28 11:06   >>

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 「三成フェス」は滋賀県知事の挨拶から始まりましたが、それだけで滋賀県全体の取り組みだということが端的に感じられました。知事は最後まで会場にいて、最後に「今までで一番楽しい公務でした」と述べられていました。
 参加者も北は東北から南は九州まで全国にわたっていること、抽選に漏れた人がいることを司会者は明かしていました。5日に東京で行われた「石田三成出陣式」も盛況であり、東京でも思いのほか三成人気は高かったことも語られていました。
 小和田哲男氏の基調講演は「今、石田三成を再評価する」と題するもので、50分間の中に、三成の功績や人となり、関ヶ原の戦いなどコンパクトにまとめられていました。実際には、2時間ぐらいの講演をしてもらって、それぞれの項目について、史料をいろいろと駆使してもっといろいろと深く斬り込んでほしいところでしたが、パネルディスカッションやプレゼンテーションなどイベントの内容が盛り沢山だったので、無理からぬところではあります。
 講演会でははじめに、「歴史秘話ヒストリア」で好きな歴史上の人物として三成が4位にランクされており、今ではとても考えられないことで、大いに驚いたとおっしゃいました。昔からの三成ファンは、小和田氏のように思っている人が多いのではないでしょうか。私もそうですが。
 また三成の肖像画はあまり多く残っていないことにも触れられ、講演会のレジュメには、杉山家に伝わる肖像画、頭蓋骨から復元された複顔像、それを基にした科学復元画像(前田幹雄氏画)の写真が並べられていましたが、小和田氏は科学復元画像が一番気に入っているとおっしゃっていました。後のパネルディスカッションで、屋敷陽太郎氏はその画像が滋賀県知事によく似ていると指摘して、会場の笑いを誘っていました。確かに、三成のりりしさがよく表れているのは、科学復元画像ですが。
 小和田氏の講演会では、江戸時代、敵の徳川方の中でも三成のことを「義の人」として見ていた人物として、徳川光圀が挙げられ、「桃源遺事」の言葉が取り上げられ、レジュメにも掲載されていました。
 もっとも、江戸時代に光圀のように三成を評価する人物は少なく、逆に貶められてきたと指摘され、その理由として「歴史は勝者が書いた勝者の歴史」であること、「神君家康史観」も影響していることが挙げられていました。
 三成と親しかった大名も、家を残したいために三成のことを悪く言ってきたこと、豊臣家恩顧の大名も、三成からの書状を多く受け取っていたはずだが、徳川家をはばかって処分してきたこと、唯一の例外は真田家であり、三成の書状を多数保存していたこと、権力に反対した者は悪であるという意識が江戸時代に植えつけられ、三成も淀殿も豊臣家を滅ぼした悪人であると捉えられてきたことなどが述べられていました。
 

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