関ヶ原の残党、石田世一の文学館

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zoom RSS 石田三成の実像1600 大河ドラマ探訪352「真田丸」17 三成の描き方3 三成夫人登場・清正の愚痴

<<   作成日時 : 2016/04/13 11:59   >>

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 「真田丸」では、真田信繁ときりは大坂で三成の屋敷に泊まっていました。三成の屋敷があったのは備前島ですが、三成の屋敷があった現在の網島町あたりが「真田丸紀行」で紹介されていました。そのあたりの写真は以前の拙ブログ記事にも貼付しました。
 「真田丸」では、珍しく三成の夫人(名前はうた)が登場していました。三成夫人が登場するのは、2000年に放送された「葵 徳川三代」以来です。兼続の親友として、三成が好意的に描かれた「天地人」でも、初音という女性は登場する(幸村の姉という設定。「真田丸」のきり役の長澤まさみさんが演じていました)ものの、三成夫人は出て来ませんでした。初上洛をする景勝と兼続を迎えたのは三成ではなく、初音というおかしな描き方でしたし、佐和山城に隠居していた三成を兼続が訪ねた時、城には夫人ではなく、初音がいるというのも変でした。
 「真田丸」では、三成夫人の信繁に対して不愛想な態度を取っているように見えましたが、三成の意向を反映しているのか、そういう性格付けがなされているのか、これから信繁に対する態度が変化してゆくのかよく分かりません。今後の三成夫人の描き方にも注目していきたいと思います。
 「葵」では、三成夫人は賢夫人として描かれており、東軍に佐和山城を攻められた際、薙刀で奮戦して自刃する場面が印象的でした。もっとも、実際の三成夫人は佐和山城を逃れ、会津若松で亡くなっていることが、白川亨氏の研究によって明らかにされています(『石田三成とその子孫』【新人物往来社】)。三成夫人の最期については、「真田丸」でどのように描かれるかも興味があります。
 「真田丸」では、三成の屋敷で加藤清正が三成に愚痴るのを信繁が見かける場面も出て来ました。酔った清正が、「これ以上殿には偉くなってほしくないんだよ」と言うと、三成は「気持ちはわかるが、国を治めていくには官位というのはなくてはならぬのだ」と答えると、清正は「関白がどれだけ偉いか知らないが、殿には似合わないと思う。殿はいくつになっても、俺たちと一緒に野山を駆けまわっていなくちゃ駄目なんだよ。それが羽柴秀吉という男の強さなんだよ。何の関白殿下だ」と言います。三成はそれに対して「しかし、すでに関白になられたんだ」と言い返すと、清正は「それなら返上してしまえばいいじゃないか」と言い、「だったら、おまえが先に返上しろ、従五位下主計頭」と三成が言うと、「あれは返したくないな。気に入っているんだ」と清正は本音を漏らします。「言ってることがおかしいだろ」と三成が指摘すると、清正は「加藤主計頭清正、好きなんだよなあ、響きが。おふくろも喜んでくれてさあ」と言って廊下で寝ころびます。「おい、ここで寝るな。今夜は帰ると約束したはずだ」と三成は言いますが、清正は寝込んでしまい、うたに供侍を呼ばせるという展開になっていました。
 武断派清正の類型的な描き方がされている気がしますが、この場面については三成の考え方なども表れているので、もう少し詳しく見ていきたいと思います。
 

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