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zoom RSS 三成の実像2291 番組「偉人たちの健康診断 石田三成」4 過敏性腸症候群だったという見解1 

<<   作成日時 : 2018/06/03 11:49   >>

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 NHKの番組「偉人たちの健康診断 石田三成」の中で、三成が過敏性腸症候群の病を抱えていたと述べられていました。その根拠として、三成が処刑される前、喉の渇きをいやすため白湯を欲したが、それがなかったため、警護の者が柿を差し出したところ、三成は「柿は痰(たん)の毒だ」と言って断ったという話が挙げられていました。むろん、この話も江戸時代に書かれた「茗話記」に出てくる逸話ですから、実際にそういうことを三成が言ったということは確認できません。
 その話について、日大医学部教授の早川智氏は、次のように説明されていました。
 三成は「たん」と言っているが、それを聞いていた記録者が喉や気管支から出る「痰(喀痰)」と解釈したものの、実際は内臓を表す「胆(たん)」であったのかもしれず、三成は柿でおなかをこわすことを心配していたのではないかということ。最近の研究で、果物に多く含まれるフルクトース(果糖)という成分が一部の人にはこれを吸収できずにおなかをこわす原因となってきたことがわかってきて、これが過敏性腸症候群の特徴のひとつであり、三成もそういう病気になっていた可能性があるということ。
 過敏性腸症候群についても、番組では詳しく説明されていました。すなわち、腹痛を伴い、下痢や便秘を頻繁に繰り返す病気であり、発症年齢は20代から40代が多いこと、下痢型、便秘型、交代型の三つのタイプに分かれ、特に男性は下痢型が多く、頻繁に起こるので日常生活に支障をきたすと云われていること、原因は完全にはわかっていないものの、腸内細菌叢(そう)の異常に加えて過剰なストレスが原因だと考えられ、現代では中間管理職に多く見られること、腸のぜん動運動の働きを司るのが自律神経だが、過度のストレスで自律神経がパニックを起こすと、大腸に出す命令が乱れ、水分の吸収と放出が過剰に行われてしまい、吸収が多いと便秘、放出が多いと下痢になってしまうこと。
 三成はストレスで過敏性腸症候群に陥っても仕方がない状況になっていたことも述べられていました。秀吉から絶大な信頼を寄せられ、豊臣政権では実際の政務を行うナンバー2的な立場であったこと、しかし、上には徳川家康や前田利家などの五大老、下には加藤清正、福島正則、黒田長政などの武功派たちがいて、上と下に挟まれ、秀吉の難題を実行してゆくのは、ナンバー2ならではの厳しい立場だったことなど。小和田氏も三成は秀吉の命令を伝える中間管理職として、武功派たちとの間できゅうきゅうとしてストレスもかなりたまっていたと説明されていました。
 番組では、関ヶ原の戦いの後、おなかを壊していたという記述が「名将言行録」にあることも示されていましたが、他の史料や三成が一時隠れていた古橋に残る伝承などから、それは事実ではないかと思われます。

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