自作短歌の周辺7 「女子高生の大阪弁ぼやき歌」に対する生徒の返歌1

  かつて連作短歌で「女子高生の大阪弁ぼやき歌」というものを詠んだことがあります。自分を大阪の女子高校生に仮託して、その思いを大阪弁の短歌で綴ってゆくという実験的な試みです。女子高生の設定としては、斜に構えたところがある文学少女で、教育や社会、家族に対しても批判的な姿勢を持っているということにして、その女子高生が抱く不満やぼやきを歌に詠むという趣向です。
 今から7年前ぐらいになりましょうか、これらの連作短歌をプリントにして生徒に配ったところ、国語科のある先生から、生徒にその返歌を書いてもらったら面白いのではないかという提案をいただきました。生徒にとっては短歌を作る勉強にもなり、生徒のなまの気持ちや本音を知ることもできるいい機会だと思って、早速それを実行しました。返歌が作れない生徒にはぼやき歌に対する感想を書いてもらいましたが、後日それらをまとめてプリントして生徒に配りました。こういうことをしたのはその時一度きりですが、生徒のストレートな気持ちが分かって取り組みとしては悪くなかったと総括しています。
 自分の作った短歌と、その時の生徒の返歌(感想は省きました)とを並べてみました。私が作った大阪弁の短歌は( )でくくった部分であり、○をつけたのが生徒の返歌です。

(胸を張り文学少女と答えたろ!ネクラと同義に思われてるけど)
○ネクラしかネクラの気持ちわからへんネクラ万歳ネクラ最高

(スカートの丈が長いの短いのと高等教育聞いてあきれる)
○髪の毛の色が青いの赤いのと高等教育聞いてあきれる

(一定の枠に生徒をはめ込もうと必死になってる学校フンサーイ!)
○テストテストてそれがどれだけ大事やねん大事なもんはそんなんちゃうわ 

(国語まで正解一つに決めよって感性育つわけがあれへん)
○logの微分、対数関数、二次曲線いつ役に立つのかわからず計算
○「国語」って感性個性鍛えます答えは人の数と同じだけ

(大量にクローン人間生産する機械やまるで、画一化教育)
○それほどに画一されるんイヤなんか?考えなくて楽とちゃうんか?

 

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