自作短歌の周辺12 映画探訪23 怪獣映画「モスラ」・モスラを題材に詠んだ短歌

「怪獣と小さき美人の取り合わせにファンタジックなる雰囲気の増す」
「蚕さながら東京タワーに繭作りしモスラに少年ならではの夢持つ」

 10年程前に怪獣映画「モスラ」を題材に詠んだ自作短歌です。
 ザ・ピーナッツの伊藤エミさんが今年6月に逝去されました。ザ・ピーナッツと云えば、自分にとって一番強い印象となって残っているのは、怪獣映画「モスラ」の小美人役であり、彼女たちが歌う「モスラの歌」でした。歌自体、異国情緒に富んでいましたし、巨大な怪獣のモスラと双子の妖精の小美人の組み合わせが絶妙でした(自作短歌はそのあたりのことを詠んでいます。)。その小美人がモスラと意思の疎通ができ、誘拐された小美人を助けにモスラが日本まで来る(小美人の歌う「モスラの歌」に誘われる形でしたが)という設定も面白いものがありました。
 「モスラ」を見たのは小学生の時ですが、映画の途中で映画館に入ったため、いきなり自分の目に飛び込んできたのは、大画面に映る巨大なモスラの幼虫が地面を這い糸を吐く姿であり、それは今もなお鮮烈な映像として目に焼き付いています。
 「モスラ」が怪獣としてユニークな点は変態を遂げるというところです。卵から幼虫が生まれ、その幼虫が東京タワーに繭を作り、その中から成虫が生まれ、幼虫・成虫それぞれに特性を発揮します。そのあたりも怪獣としては斬新なものがあり、大いに心惹かれました。
 東京タワーに繭を作ったモスラに夢を持ったという内容の自作短歌は、確かに変ですが、実際、子供心にわくわくするものがあり、胸が躍りました。東京のシンボル的な存在であるタワーが折れて、モスラが繭を作ってしまうという場面は、ショッキングなものであるはずなのに、少年の私は爽快感を覚えました。フィクションとして割り切っていたと云えばそうですが、映画を見ている時は、その夢のような世界に陶酔していました。
 モスラが最初に登場する映画「モスラ」では、モスラは正義の味方ではありませんでしたが、「モスラ対ゴジラ」では、モスラは正義の味方として登場し、悪者のゴジラを退治するという描き方でした。成虫のモスラはゴジラに倒されてしまうものの、その親の仇を子の幼虫たちが討つという形になっており、変化に富んでいました。
 さらに「三大怪獣 地球最大の決戦」では、宇宙怪獣のキングギドラを、地球怪獣のモスラがラドンとゴジラに呼びかけて、地球を守るために協力して3対1で戦い、勝利します。ラドンとゴジラは仲が悪く、最初はモスラの呼びかけに応じませんが、モスラが単身、キングギドラに戦いを挑む、けなげな姿に打たれて、立ち上がるわけです。ここでも、モスラは正義の味方として描かれています。3つの龍のような頭を持つキングギドラも圧倒的な存在感がありました。


 

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