追悼・やしきたかじんさん 桂坊枝さんが独演会に藤山直美さんをゲストに呼ぼうとして「10年早い」

 1月8日に放送された毎日放送ラジオの「やしきたかじんさん追悼特別番組」の中で、桂坊枝さんが自分の独演会をするように勧めてくれたのはたかじんさんだと言っていました。その時のゲストはたかじんさんが務め、盛大に独演会を行えたのもたかじんさんのおかげでした。
 ところが、坊枝さんが次の自分の独演会に、ゲストとして藤山直美さんを呼ぼうとした時、たかじんさんに「藤山寛美さんの娘さんを呼ぶのは10年早い、100年早い」と言われて、またまた朝まで説教されたと語っていました。坊枝さんとしては、直美さんに吾妻ひな子さんのような三味線漫談をしてもらおうと考えていたと云います。もっとも、直美さんはゲストとして大物過ぎて、たかじんさんの言うことは無理ないという気もします。
 「10年早い」という言葉は、他の追悼番組でも出演者がこの言葉を出していましたから、たかじんさんがよく使っていたものなのでしょう。また先輩・後輩の分をわきまえるたかじんさんのポリシーがうかがえる話でもあります。
 余談になりますが、吾妻ひな子さんの三味線漫談(ひな子さん自身、女放談と称していました)は、味があって話も面白く私も好きでしたし、朝日放送ラジオの番組「ポップ対歌謡曲」での吾妻ひな子さんと桂枝雀さんのやりとりがなんともおかしく、毎週聴いていました。この番組は毎日放送され、浪人時代から大学時代にかけてよく聴いていましたが、出演者が曜日ごとに替わっていました。関西では人気のある、公開放送の番組でした。
 たかじんさんは坊枝さんの顔を立ててやろうと、藤山直美さんとたかじんさんとの漫才を考えていたようですが、それでは大物の二人の方がメインになり、自分の方がかすんでしまうということで、坊枝さんは直美さんをゲストに呼ぶ話は「考え違いをしていました。はなし家に来てもらうことにします」と言って断念し、代わりに兄弟子の三枝(今の文枝)さんをゲストに呼ぶことにしたところ、たかじんさんはそれに対しては何も異論は唱えなかったということです。
 1月8日に放送された「ミヤネ屋」(読読テレビ)では、たかじんさんが藤山直美さんと共に「ミヤネ屋」の番組に乱入する場面(2008年)、阪神タイガースの開幕戦始球式での直美さんと軽妙なやりとりをした後、たかじんさんがナイスピッチングをする場面(2008年3月28日)が流れていました。
 たかじんさんと直美さんの親しい関係がうかがえますし、お互いただ者ではないと認め合っていたので、意気投合したのではないでしょうか。
 芝居「はなのお六」での直美さんは、「はなの六兵衛」の寛美さんを彷彿とさせますし、寛美さんの血を受け継いでいることを如実に感じさせる名演技を見せてくれました。
 

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