映画探訪28 大阪探訪67「プリンセス・トヨトミ」 舞台となった空堀商店街・天皇は京都に戻るべき

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  写真は空堀商店街を昨年の10月10日に撮ったものです。この時は空堀商店街の西側の入口から入り、商店街を横断しました、写真に写っているところは、上町筋との交差点です。
 訓原重保氏の「豊臣期大坂城の外郭を歩く」(「歴史読本」2014年11月号所収)には、「上町筋が外郭の堀を渡る部分には、『天王寺口』が存在したと考えられる」と記されています。要するに、このあたりに、「天王寺口」があったというわけです。空堀商店街を通った後、心眼寺の真田丸跡や三光神社に行き、大坂城の南側の外郭を回りました。
 昨年末に日本映画「プリンセス・トヨトミ」がテレビで放送されていましたが、空堀商店街が主要な舞台となっていました。この映画については、以前に拙ブログでも取り上げたことがありますが、大阪国が独立して存在していたというユニークなものでした。大阪が独立するという話は桂三枝(現・文枝)さんの創作落語「大阪レジスタンス」でも取り上げられていましたが、落語の場合は言語統制令が発令されて大阪弁の使用が禁止されたため、大阪でレジスタント運動が密かに広がり、晴れて大阪が独立するという内容でした。
 しかし、「ブリンセス・トヨトミ」では、大阪国は明治維新の段階で政府に存在を認められており、豊臣秀頼の息子の国松が大坂夏の陣を生き延びてその血が代々受け継がれているという設定でした。
 大阪や関西が日本から独立した方がいいということは、教員をしている時に授業の中で冗談半分に何回か生徒に語ったことがあり、生徒たちの笑いを誘いました。東西の文化が違い過ぎますし、最近はなんでも東京中心主義であり、全国の東京化が進んでいます。関西でもその波を受けており、このままでは関西の良き文化が徐々に失われていくのではないかいという危機感を持っています。東京一極集中の弊害が叫ばれ、このままでは地方が滅んでいきかねないという指摘もされていますが、政府が進めようとしている地方創世がどれだけ成果を上げるか大いに疑問です。東京五輪までは確実に東京一極集中が進んでいくのではないでしょうか。
 しかし、関西が日本から独立するというのは、本末転倒ではないかという気が今ではしています。都はもともと京都にあったのであり、明治維新の際も、東京への遷都宣言はされていませんし、関西人同士の話の中では、天皇は一時東京に移っているだけであり、京都にいずれ戻ってもらわねばならないということが当然のように言われることがあります。
 昨日放送されていたテレビ番組のNHKスペシャル「京都御所」で、今でも御所がきちんと手入れされ整備されていること、今の天皇が即位の礼を行う時、京都御所から運ばれた高御座(たかみくら)が使われたこと、明治まで三種の神器が保管されていた場所がそのまま残されていること(初めてその場所の撮影が許可されました)などが紹介されていました。

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