東日本大震災から4年・福島の教訓が全く生かされていない原発の再稼働・現地レポート「見えない放射線」

 昨年の今日付の拙ブログで、「東日本大震災から3年・置き去りにされている福島の人々」という題の記事を記しました。被災地の復興はその時よりは確実に進んでいるとはいえ、まだまだ速度は遅く、今なお23万人の避難者(昨年は26万人)がおり、被災地の人口は9万2千人も減っています。それに対して、東京圏の人口はますます増え、オリンピックを控えて建設ラッシュが続いています。昨年書いたことが、ますます現実のものになっている気がします。
 政府や経済界などの働きかけによって、原発の再稼働は目前に迫っています。しかし、福島原発事故の状況はとても収束している状況ではありませんし、汚染水が海に流出していたことを東電が隠していた事実も明らかになりました。原発はひとたび深刻な事故が起こってしまえば、取り返しがつきませんし、福島の教訓が全く生かされていない、原発の再稼働と云えます。その点、訪日していたメルケル首相が原発をやめると早々と判断したことには、敬意を表します。
 関西では、高浜原発が再稼働されようとしていますが、事故が起こった時の避難がスムーズにいくか大変心配ですし、琵琶湖が放射能で汚染されれば、水が確保されず、関西はたちまちパニックに陥ってしまいます。
 今日は毎日放送の番組「ちちんぷいぷい」を見ながら、地震が起こった2時46分に私も黙祷しました。その時間、毎日放送ラジオ「こんちは コンちゃん お昼ですよ」では復興支援ソング「花は咲く」が流れていました。
 現地レポートが数々の番組でされたり新聞記事に書かれたりしていますが、「ちちんぷいぷい」では、司会者の一人である山本浩之さんが今週はずっと現地レポートを続けています。月曜のレポートのテーマは「福島 見えない放射線」であり、山本氏は車で南相馬市から、双葉町、大熊町を通過し、浪江町の避難指示解除準備区域を歩いていました。町は4年前の姿をほとんどそのままとどめています。山本さんがたまたま出会った人は、店の状態がこのままでは危ないというので店を壊してもらうことになって、その場に立ちあっていた人であり、その人はこの1月に行政区で新年会をしたけれども、みんなバラバラになっており、来る人が少なかったこと、他に住居を構えた人は将来も浪江町には帰って来ないだろうなどと話していました。浪江町は2017年3月に住民の帰還を目指しているものの、すぐに戻りたいと言っている人は2割にも満たないことも番組では紹介されていました。
 山本さんがいつも米を取り寄せているいわき市の農家の人にも会いに行っていましたが、最初はテレビなどで取り上げられて米を買ってくれる人が多かったけれども、だんだん購買者が減っているという現状をその人は述べていました。
 放射線に対する意識が県内と県外で違っていること、県内でも場所や家族によって意識の差があり溝が深まっていることにも触れられていました。原発事故が人々にいかに深い亀裂を生じさせているか、その深刻さに暗澹たる思いがしました。 
 

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