京都探訪248 イノダコーヒー 映画探訪 高倉健さんの映画雑感 落語探訪 桂春蝶さんの「昭和任侠伝」

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 写真は「イノダコーヒー三条店」のコーヒーとチーズケーキのセットを一昨日に撮ったものです。
 前述したように、高倉健さんがこの店をよく訪れてチーズケーキを注文していたということが、朝日新聞の夕刊関西版記事に出ていました。その記事には、健さんは「包装のセロハンを丁寧にはがし、いつもおいしそうに食べていたという。現在、店で提供するチーズケーキは、東京・銀座で人気のあった老舗ドイツ料理店『ケテル』(閉店)のレシピを受け継いでいる。本家のノウハウを生かし、自社工場で手作りしている。甘さは控えめで、中のレーズンがアクセントに」などと記されています。
 「イノダコーヒー本店」はこの三条店の近くにあります。「イノダコーヒー」は私の学生時代から有名で、友人とコーヒーを飲みに来たことがあります。こくのある濃いコーヒーは、今でも変わりありません。チーズケーキの甘さとよくマッチしています。チーズケーキは普通のものより大きく、チーズの風味がよく効いていながら、あっさりとした味で、長くその味わいを楽しむことができました。「イノダコーヒー」で健さんのことをしばしの間ながら、改めてしのびました。
 高倉健さんの任侠物は映画館で上映されている時はあまり見たことはなく、後に深夜などにテレビで放映されているのを見た程度です。健さんの映画で映画館で初めて見たのは、「君よ憤怒の河を渉れ」だったでしょうか。罠にかけらけ窮地に追い込まれながらも、巨悪に迫っていく検事役の健さんの姿が格好良かったですし、相手役の中野良子さんも素敵でした。過酷なロケを敢行した「八甲田山」も見ごたえがあり、臨場感あふれていましたし、この時の陸軍の雪中行軍の無茶ぶりも感じました。健さんがこの映画にかけた思いがいかに徹底していたかについては、後に知りました。「幸福の黄色いハンカチ」「南極物語」「鉄道員(ぽっぽや)」などの数々の感動作については、名場面が今でも脳裏に鮮やかによみがえります。
 健さんの任侠伝シリーズと云えば、映画自体よりも、先代の桂春蝶さんの落語「昭和任侠伝」を思い出します。映画の健さんに感情移入した主人公の姿が面白く描写されていました。映画館を出てからもすっかり健さん気分になり、肩で風を切りながら歩き、 家に戻ってからも母親にヤクザ言葉を使い、健さんのように刑務所に入るために、バナナ一本を盗みますが、警察に相手にされないという話などがおかしさたっぷりに語られます。「義理と人情をはかりにかけりゃ、義理が重たい男の世界か」「流れ者には女はいらねえ」などの言葉を吐き、そのたびに笑わされました。今でもこの落語が継承されているかどうかは知らないのですが、健さんのレクイエムのためにも絶やすことなく、演じ続けていってほしいものです。

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