謹賀新年 自作短歌の周辺33 「さるのとし」の折句歌・安保法反対運動を詠んだ歌  

 新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

 さりげなく
 るーる(ルール)を替へて
 のぞ(望)むまま
 とっしん(突進)してゆく
 しせい(姿勢)問はむや

 例によって、今年の干支である「さるのとし」を短歌の各句の上に据えた「折句歌」を詠みました。この歌は年賀状に添えました。
 これは政府のやり方を念頭に置いて詠んだ歌です。集団的自衛権の行使容認は、厳密に云えば憲法というルールを変えたわけではなく、憲法の解釈を変えた結果ということになりますが、今まで歴代の政権がその解釈は無理だと捉え、大半の憲法学者もそう考えていたものを、今の政権になって可能だと変更したのですから、ルールを変えたと等しいと云えないでしょうか。それも日本で法案の決議をする前に、アメリカで首相が勝手にそう約束したのですから、手続きが逆で、国民を後回しにしたやり方です。そういう政権の姿勢を問題にして詠んだ歌ですが、特定秘密保護法、安保関連法など次々に、与党などの数の力で成立させてゆく手法に危惧の念を覚えます。さらに今の政権は憲法改正を目指し、それをやりかねない状況であり、戦後政治の大きな転換点になり、時代が逆行していく悪い予感を覚えます。「突進してゆく」というのは、そういう憲法改正に向けた動きも指しています。

 安保法成立するも反対の声収まらず侮るなかれ

 これは昨年10月の歌会の時に出した詠草です。歌会では下の句をはっきり「驕(おご)るな総理」と変えた方がいいのではという意見も出ました。それでは直接的になり過ぎるのではないかという思いを持っていますが、それはともかく安保法成立前後の国民の反対運動は目をみはるものがありましたし、今も続けられていることに頼もしさを覚えます。反対運動は世代も党派も超えたものがあり、歌にもそういうことも盛り込みたかったのですが、字数が足りませんでした。また別の歌にしたいと思っています。反対運動に国民の良心を感じましたし、まだ希望が持つことができる気持ちがしました。国民の英知を信じたいものです。
 
 
  

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