旅行記171 彦根旅行2 石田三成の実像2706 三成ブックカフェ さらに充実した内容

DSCN6878.JPGDSCN6881.JPGDSCN6875.JPG 米原市の大原観音寺で行われた「三成ブックカフェ」のオープニング・イベントの後、ブックカフェの方へ行って、アイスコーヒーを飲み(三成の旗印「大一大万大万吉」の焼印の入った煎餅が付いていました)、幅広く集められた三成に関連する本を見て回りました。映画「関ヶ原」も上映されていましたし、ゲーム類も並べられていました。本にはコメントのようなものも付けられて、どういう本かわかる仕組みになっていました。名誉館長である田附清子氏をはじめとする関係者の人々の苦労の賜物だという気がしました。
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ブックカフェには、中野等氏や小和田哲男氏の色紙も飾られていましたが、中野氏の色紙の横には、中野氏の著書の「石田三成伝」(吉川弘文館)が並べられていましたし、同じ棚には、中野氏の「石田三成の居所と行動」が収められている藤田讓治氏編の「織豊期主要人物居所集成」(思文閣出版)があります。さらに谷徹也氏編「シリーズ・織豊大名の研究 石田三成」(戎光祥出版)や太田浩司氏の「近江が生んだ知将 石田三成」(サンライズ出版)、矢野健太郎氏「関ヶ原合戦と石田三成」、三池純正氏「義に生きたもう一人の武将 石田三成」(宮帯出版社)も同じ棚に並んでいましたが、いずれも私も手元に置いている書で、いつも参考にさせてもらっていますし、拙ブログでもその一節を紹介する時がたびたびあります。
むろん、ブックカフェには三成の先行研究書も並べられていますし、在野で活躍された白川亨氏の「石田三成の生涯」(新人物往来社)をはじめとする著作も展示されています。白川氏は別として、三成を専門に研究する学者は長く不在の状況でしたが、最近は随分変わってきました。関ヶ原の戦いに関しても、白峰旬氏や高橋陽介氏などによって、今までの捉え方は、軍記物や編纂史料によって形作られていたもので、一次史料からの見直しが進んでいます。しかし、三成を特集した雑誌などでは今でも旧態依然とした通説がまかり通っていますし、映画「関ヶ原」も残念ながら、司馬遼太郎氏の原作に基づいた(一部オリジナルなところはあったとは云え)、従来の捉え方で描かれていました。
 午後は長浜城歴史博物館へ行きました。企画展「戦国を生きた長浜ゆかりの女性たち」が行われており、企画展「戦国を生きた長浜ゆかりの女性たち」が行われており、いろいろな知見が得られましたが、その内容についても後述します。

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