旅行記203 11月2度目の近江旅行5 石田三成の実像2771 いしだみつにゃん誕生祭3・田附清子氏の講演「三成の歌~辞世~」3 間違って理解していた厳島神社で詠んだ歌

 DSCN7936.JPG 写真はいしだみつにゃん誕生祭の際の時の昼食を撮ったものです。売り切れているかと思ったのですが、まだありました。かやくご飯(全国的には炊き込みご飯と言いますが)、しじみ汁、お茶のペットボトル、それに三成の辞世の歌とされる「散り残る紅葉」の和歌が記されたボールペンが付いていました。
 誕生祭の〇✕クイズで、「近江鉄道のいしだみつにゃん・しまさこにゃん号が誕生したのは2009年のことである」という問題が出ていましたが、オンライン三成会編「三成伝説」(サンライズ出版)が出版されたのが同年で、その中で、いしだみつにゃん・しまさこにちゃん号が走るようになったことに田附清子氏が触れておられたので、〇だとすぐわかりました。もっとも、その特別電車が今年で終わったのは、なんとも寂しいことですが。
 さて、いしだみつにゃんの誕生祭で行われた田附氏の講演「三成の歌~辞世~」の中で、三成が、天正15年(1587)、九州攻めに行く途中、3月18日に厳島神社で詠んだ歌が紹介されていましたが、以前、拙ブログ記事で取り上げた歌の一部が間違っていたのがわかりましたので、お詫びして訂正します。
 以前、次のような歌として取り上げていました。
 「春ごとの頃しもたえぬ山桜よも霧島の心ちこそすれ」
 この歌の出典は「芸藩通志」であり、今井林太郎氏の「石田三成」(吉川弘文館)でも、石田多加幸氏の「石田三成写真集」(新人物往来社)でもそういう歌として掲載されています。
 しかし、田附氏は原文に目を通され、四句目が「よも霧島の」ではなく、「よもぎが島の」ということを突き止められました。ですから、正しくは次のような歌になります。
 「春ごとの頃しもたえぬ山桜よもぎが島の心ちこそすれ」
 講演会では「春ごと」とは「春祭り」のこと、「よもぎが島」とは「蓬莱の島」、すなわち英語で言えば「パラダイス」の意味だと説明されていました。蓬莱の島は、中国の伝説に基づくもので、東の海上にあったとされる仙人の住む島で、秦の始皇帝が徐福に不死の薬を探しに行かせたことでも有名です。「霧島」なら、これから攻めてゆく九州の地名を読み込んだものではないかと推定されますが、後で田附氏にうかがうと、この歌会で九州のことを詠み込んだ歌は他にないそうです。「霧島」の語を入れることによって、縁起をかつぐと共に、秀吉を持ち上げる意味もあったではないかと思っていたのですが、そうではなかったわけです。

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