9月入学問題・アメリカに留学していたため一人だけの卒業式になった住吉高校国際教養科の生徒・国際科有志による演劇「美女と野獣」

9月入学は、クリアすべき問題が多すぎて、すぐに始めることができるかどうか疑問ですが、外国の状況に合わせて9月入学にすべきだとはかねてより思っていることです。
 大阪府立住吉高校で国際教養科2期生の3年の担任をしていた時、一人の女生徒がアメリカの高校に一年間留学しました。アメリカで単位を修得して、卒業を満たすだけの単位を取れたため、職員会議で認められて、みんなから4ヶ月余り遅れて7月に住吉高校を卒業することができました。卒業式は校長室で行ない、卒業生は彼女だけでしたが、父親、元同級生が3人、旧担任団から8人が同席しました。彼女の卒業を祝う国際教養科の同窓会がその月の終わりに改めて行われ、私も参加しました。彼女は翌年大学に合格しましたが、留学していたため、1年浪人したのと同じ形になります。 
 しかし、日本の学校の始まりが、アメリカと同じなら、こういうことは避けられます。朝日新聞の「天声人語」にも書かれていましたが、私も漱石の小説「三四郎」を読んだ時、日本も明治時代は秋入学だったことを初めて知りました。
 DSCN9161.JPG 写真は、国際教養科二期生の担任をしていた時に卒業式に生徒たちに配ったテレホンカード(短歌を添えてほしいとの生徒の希望があったので、はなむけの歌を載せました)、住吉高校創立70週年記念のテレホンカードです。
 国際教養科二期生の時は、一次入試、一般入試、追加入試の三通りの方式で生徒が入学し、そのため結果的に学力に相当大きなばらつきがありました。一次入試は、倍率が高く(八倍程ありました)、そのため、一般入試では国際科は敬遠され志願者が増えず、定員割れを起こしました。それで、追加入試を行ったのですが、改めての試験は行わず、他の高校の入試で不合格になった者から志願者を募り、志願者の一般入試の答案をその高校から持ってきてもらい、それで合否判定をしました。もっとも、いくら同じ一般入試の問題とはいえ、学校によって採点基準が違いますから、住吉高校の基準でもう一度採点をし直しましたから、点数は微妙に変わりました。
 生徒も違う入試方式で入ってきたので、最初は勝手が違っていたと思いますが、すぐにお互い打ち解けて仲良くなっていきました。個性的なユニークな生徒ぞろいでしたが、逆に国際教養科の結束力もできました。三年生の文化祭では、国際教養科二クラスの有志が参加し(三年は自由参加になっていました)ディズニーアニメをもとにした演劇「美女と野獣」を上演しましたが、演劇の質も高く、最後は出演者みんなでダンスを披露し、観客を魅了したこともあって、優秀賞を受賞することができました。

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