ドラマ探訪45 「半沢直樹」 巨悪に敢然と立ち向かう姿勢に胸がすく思い・島崎今日子さんの批評記事・女性を疎外して平気なドラマ

ドラマ「半沢直樹」については、大阪編、東京編が放送された7年前に拙ブログ記事で何回にわたって取り上げたことがあります。その時、最初の大阪編のロケ地についても、いくつか写真を載せました。
 今回放送された続編も、前回の時と同様、スリリングな展開で、主人公が数々の窮地に陥りながらも、それを乗り越え、巨悪に敢然と挑んでいくところが面白く、銀行、証券、金融などの経済システムの勉強にもなります。現実には、巨大な組織に、刃向かい、立ち向かうことは難しいだけに、余計胸がすく思いがします。実際、政治の世界でも、強圧的な政権に忖度するばかりで、内部や官僚から批判の声は一向に上がってきません。庶民は、こういう「半沢」のような人物が出てくれればと願っているのではないでしょうか。次回からは、航空会社をめぐって、半沢が国家権力との対峙をするような展開になりそうですから、楽しみです。
 ところで、朝日新聞の「キュー」の欄に、島崎今日子さんが「半沢直樹」を女性の立場で見て、批判している文章が載っており、共感するところが多くありました。まずこのドラマを「男の絆こそ何より大切」だとする「ホモソーシャルな世界」であり、「ほとんど歌舞伎で」、「企業社会を舞台に勧善懲悪を描きにかかる。演出は大仰で、決めぜりふの連射」だと述べています。それに対して、女性の描き方はひどく、紋切り型で、半沢に微笑みかける小料理屋の女将、「尊敬の目で半沢にうなずく」部下の女性、「傲岸不遜」な敵役の社長夫人、おかずを何品も作るという「専業主婦」ぶりを示す半沢の妻など。
 そして、「ジェンダー意識が高まる今、すべてが作り物めいて」おり、「女性を疎外して平気なドラマを楽しむ趣味はない」と断じています。
 確かに「男たちの激烈な競争」のドラマであり、女性たちもこのドラマを楽しんで見ているのかとなると、いささか疑問に感じます。わが家の場合も、妻子はこのドラマに興味を示していません。
 私は町工場が出てくる大阪編が好きで、舞台が東京に移った途端に、取引の金額もけた外れに大きくなり、マネーゲームみたいな要素が多くなってきている印象を受けます。もっとも、モノ作りを大切にする、父親から受け継がれた半沢の姿勢には、変わりがありませんが。
 IMGP5155.JPG 写真は、グランフロント大阪から撮った梅田スカイビルですが、スカイビルも大阪編のロケ地の一つとなり、7年前にも紹介しました。もっとも、町工場の舞台となった場所には、まだ行っていません。コロナ禍が収まってから、そのあたりを歩いて見たいと思っていますが。

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