
烏丸通沿いにあるコンサート会場のアルティホールに行くのに、出町柳から今出川通を西に向かい、高野川に架かる河合橋、賀茂川に架かる出町橋を渡りました。賀茂川と高野川が合流して、鴨川になるわけですが、平安京の時代は鴨川は郊外でした。それが時代と共に京の町の中心が次第に東に移動して、京都御所も変遷を重ねた末、最終的に今の場所に落ち着きました。

出町橋のそばに、「鯖街道口」の碑が建っています。若狭で採れた鯖を京都まで運んだ若狭街道が、「鯖街道」と呼ばれましたが、終着点が出町でした。むろん、鯖だけでなく他の魚なども運搬されました。



今出川通の西の突き当たりの枡形商店街を少しぶらつきましたが、枡形商店街は、京都アニメーション制作のアニメ「たまこまーけっと」のモデルになったところで、放火事件以来、テレビでもよく取り上げられます。ヒロインの「北白川たまこ」の実家のモデルとなっているのは、「出町ふたば」ですが、夜だったので、閉まっていました。ここの豆餅が有名で、売っていたら、土産に買って帰ろうと思っていたのですが。商店街はレトロな雰囲気が漂っていました。コンサート会場に行かねばならなかったので、ゆっくりしている時間がなかったのが残念でしたが。「出町座」という小さな映画館兼書店もあります。
コロナ禍の中、商店街の人々も大変だと思いますが、頑張って欲しいものです。アーケードに掲げられていた「今日も元気だ」いう言葉が心に響きました。
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