京都探訪331 2年ぶりの醍醐寺の桜・「豊太閤花見行列」は今年も中止・三成の兄の正澄に扮した人が行列に参加・秀吉のたびたびの醍醐寺訪問

 DSCN0632.JPGDSCN0639.JPG 3月31日、醍醐にある皮膚科に通院する前、醍醐寺に少し立ち寄りましたが、はや花が散りかけている桜の木もあり、全体的に満開の時期はやや過ぎているという印象を持ちました。人出はありましたが、それほど混んではいませんでした。二年ぶりに見た醍醐寺の桜です。家から歩いて30分程の距離にあります。
 「豊太閤花見行列」は、昨年に続いて、今年も中止です。秀吉が醍醐の花見をした際は、石田三成は上杉氏の会津への転封を円滑に進めるため、会津次いで越後へ赴いており、花見には参加していません。代わりに、三成の兄の正澄が参加しており、花見行列の際も、正澄に扮した人が行列に加わっています。
 DSCN0635.JPGDSCN0656.JPG 「豊太閤花見行列」は、醍醐寺の三宝院の唐門から出発します。唐門は勅使門ですから、基本的に天皇家からの勅使が来た時しか開きません。醍醐の花見を催した秀吉が亡くなった翌年、豊臣家が唐門を寄進したと言われています。2010年に修復され、当時の姿が甦りました。金箔の菊と桐の紋が鮮やかです。三宝院を再興したのは秀吉ですが、座主であった義演と秀吉の関係が良好で、秀吉は醍醐寺をたびたび訪ねています。醍醐の花見をしたのは、慶長3年3月15日ですが、その前後にもしばしば醍醐寺を訪れています。3月3日、11日、14日、4月12日。いずれも義演の書いた「義演准后日記」に記載があり、この日記には一次史料としての価値があります。秀吉が亡くなったのは、その年の8月18日ですから、4月12日に醍醐寺を訪ねたのが最後になったわけです。

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