大阪府立住吉高校国際教養科設置をめぐって4 2年目の国際教養科案内パンフレット(1990年) 8倍の競争率になった一次入試、一般入試で定員割れ、さらに追加募集

img045.jpgimg046.jpgimg047.jpgimg048.jpg 写真は大阪府立住吉高校の国際教養科の2期生を募集した時の案内パンフレットです。2年・3年次のカリキュラムの専門科目の内容が初年度に比べてかなり変更されていますが、1年間、教員間で議論を重ねた結果です。入試方法も大きく変わり、一般入試の前に、一次入試が加わりました。これも府教委の意向で決められたことです。
 80名の定員の3割を一次入試で取るという方式で、受験希望者が殺到し、8倍ほどの競争率になりました。それでかえって警戒感が強まったからか、一般入試では受験生が集まらず15名の定員割れになり、そのため追加募集を行いました。この追加募集は改めて入試を行うのではなく、受験者の一般入試の点数をもとに合否を判定しました。受験者は住吉高校の普通科入試の不合格者と他の高校入試の不合格者でした。他の高校を受験して不合格となった者の答案はそれぞれの高校から届けてもらいました。当時、府立高校の一般入試の問題は共通でしたから、その答案を利用することは可能でした。もっとも、同じ問題の入試だといっても記述問題の場合は学校によって採点基準が微妙に違いますから、住吉高校の採点基準を適用し、全答案を見直しましたから、当然、試験の点数が変わる者が何人も出ました。
 当時、私はこの学年の担任予定でした(実際、1・2年は普通科、3年は国際教養科の担任になりました)から、国際教養科のこの3度の入試業務にも大きく関わりました。3通りの入試で入学した生徒たちの学力差は相当ありましたが、結局、全員卒業出来ましたし、ユニークで個性的な生徒揃いで、仲もよく、担任がそれほど口を出さなくても生徒たちが主体的にクラス運営をしていってくれました。しかし、同じクラスに3通りの入試方法で入ってきた生徒がいるというのは、正常なこととは云えませんし、入試制度に問題があったという気がしてなりません。
 

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