1964年の東京五輪1  中学1年当時の自分も異様に興奮・開会式の様子を録音・今回、国立競技場を建て替えたことに疑義 

前回の東京五輪は大いに盛り上がって、当時中学1年の私も異様に興奮していましたが、今回は全く違います。緊急事態宣言が出され、コロナの感染が急拡大しこのままでは医療崩壊も招きかねない状況の中で、巨大イベントであるオリンピックだけ特別扱いで行われることに疑問、矛盾を感じていました。実際、恐れていた通りの最悪の状態になりつつあります。開催中止を求めるキャンペーンに私も電子署名しましたが、残念ながら強行されたものの、今も途中からでも中止すべきだと思っています。もっとも、出場している選手に対してとやかく言うのは間違っていると思いますし、その頑張る姿には、感動させられますが、ワクチンが充分に行き届き、もっと感染が収まった状況のもとで行われるべきだったという思いは消えません。
 前回の東京大会は、日本で初めての五輪ということで、わくわくして期待感に胸がふくらんでいました。記念硬貨、記念切手を買うのに郵便局に朝早くから並びましたし、聖火ランナーが家の近くの道を走る時には応援にかけつけました。その聖火の火が今でも目に焼き付いています。開会式が行われた10月10日は土曜日で、昼まで授業があったので、急いで家に帰り、白黒テレビにかじりついてその様子に見入っていました。録画装置が家になかった時代なので、オープンリール式のテープレコーダーに録音して、その後何度となく聴き直しました。「心も浮き立つような古関裕而作曲のオリンピックマーチが鳴り響きます」というアナウンサーの言葉とその曲、それに合わせての入場行進の様子が、耳にこびりついていますし、映像も脳裏に浮かびます。
 img070.jpgimg071.jpg 写真は毎日新聞社が発行した絵葉書の第一集です。4枚入っており、開会式が開かれる前に発行されました。ギリシャでの聖火の点火式、沖縄での聖火台への点火、国立競技場、屋内総合競技場本館(水泳会場)が写っています。1組60円でした。葉書の郵送料金は5円だった時代です。
 国立競技場は建て替えずに、改修で済まし、本体は以前のままで残して置いてほしかったという気が今でもしています。収容人数とかいろいろな問題があったことは承知していますが。以前の国立競技場も前回の東京五輪の大きな遺産なのですから、完全に壊してしまったのはよくない選択ではなかったかと思っています。今度の国立競技場は、黄昏の時代の象徴になっていると、建築批評家の五十嵐次郎氏は指摘されています。工期も工費も限られ、抑制的なデザインにせざるをえず、日本の転換点、衰退の始まりを示すものとなるかもしれないと。
 古い建築物を安易に壊して新しい物にしてしまうきらいが日本にはありますが、国立競技場もその一つではないでしょうか。
 
 
 

 
 
 
 

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