コロナ禍の中、長すぎた今回の開会式 1964年の東京五輪2 日本選手団の行進、選手宣誓、聖火台への点火、クーベルタン男爵の言葉

img078.jpgimg081.jpg  写真は当時の東京五輪の絵葉書第2集です。表紙が代々木選手村、絵葉書は開会式の日本選手団の行進(しんがりで94番目でした)、選手宣誓、聖火台への点火、電光掲示板に映しだされたクーベルタン男爵の言葉です。
 今回の、コロナ禍の中での四時間近くのオリンピックの開会式は長すぎたという印象を持ちます。パフォーマンスはもっと短くすべきでしたし、バッハ会長のスピーチも長すぎました。真夜中までイベントをするということ自体、店に時短要請を続けている中で、おかしな話ではないでしょうか。
 パフォーマンスは大会ごとに派手でゴージャスな演出になってきています。聖火台の点火の仕方も、会を追って、工夫が凝らされるようになっています。前回の東京五輪の点火はオーソドックスなものでした。最終ランナーを務めたのは広島に原爆が投下された1945年8月6日に生まれた坂井義則選手でした。文字通りの最終聖火ランナーであり、トラックを半周走り、聖火台までの階段を登って点火しました。トラックの中でいろいろな人々が聖火をつないでゆく今のやり方も悪くはありませんが。今回は最終ランナーを大坂なおみ選手が務めたことには胸が熱くなりました。
 前回の東京五輪で、選手宣誓をしたのは体操の小野喬選手でした。それまでの大会で金メダル4個を獲得しています。 
 今回は山縣亮太選手と石川佳純選手の男女ペアの宣誓になったのは画期的なことですが、男女平等社会が実現しているとは到底言いがたい日本の改革が進まず、オリンピックの時だけの看板倒れになってしまわないことを願うばかりです。
 オリンピックではアナウンスの際、英語、開催国の言語に加えて、フランス語が流れるのが、フランス文学を専攻した自分としては、いつも嬉しく思っています。近代オリンピックの提唱者が、フランスのクーベルタン男爵だということが大きいのだと思われます。自分が学生だった頃と比べて、世界におけるフランス語の地位が低下しているのは寂しいことですが。電光掲示板に映し出されたクーベルタン男爵の有名な言葉「オリンピック競技で大事なことは勝つことではなく参加することである。人生で大事なことが征服することではなく、戦う(努力する)のと同じように」は、フランス語と英語で表示されています。もっとも、この言葉はもともとクーベルタン自身の発案によるものではないのですが。こういうオリンピック精神が、しっかりと根付いているとは云えないのが現状だという気がします。 

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