映画探訪35 「ひまわり」 戦争のせいで引き裂かれた夫婦の物語・リュドミラ・サベーリエワも出演・一面のひまわり畑の下に埋まっている戦争の犠牲者
映画「ひまわり」を三十年ぐらいぶりに見ました。戦争のせいで引き裂かれた夫婦の物語で、往年の名作です。改めて見ても、切なくて悲しく、胸打たれます。夫婦役はソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニというイタリアを代表する名優ですし、ロシア女性として、「戦争と平和」のヒロインを演じた、リュドミラ・サベーリエワが出演しています。彼女の出演映画を見たいという思いも大きかったのですが。
最初の方は愛し合う二人の姿がユーモラスに描かれます。男は絶対、結婚しないのにと言っていたのに、次の場面ではいきなり二人が結婚して教会から出てくるところが映し出されますし、夫が張り切って卵24個を使ってオムレツを作るものの、二人で食べきれずうんざりする場面もあります。
折から太平洋戦争中で、夫が徴兵されるのを避けようと二人は芝居を打って夫が精神を患ったように見せかけるものの、それがばれて、夫がロシア戦線に送られることになり、それが二人の運命の転機となります。
やがて妻のもとに夫が行方不明になっているとの知らせが届くものの、妻は夫が生きていると信じますが、戦後になっても夫は戻ってきません。復員兵から、戦いに敗れて雪の中、退却する途中、夫は力尽きてその場に倒れてしまったということを妻は聞いて、はるばるソ連まで列車に乗って夫を捜しに行きます。
戦場であったところは、今は広大なひまわり畑になっており、そのひまわり畑とあたり一面、墓が建ち並ぶ光景が、昔、映画を見た時にも鮮烈な印象になって目に焼き付いています。ひまわり畑の下には、戦争で命を落とした数多くの兵士たちや住民たちの死体が埋まっています。
妻は夫の生存を信じて地元の人々に精力的に尋ね回った末、夫が今はロシア女性と結婚して、娘も生まれているのを知ります。その女性が、雪原の中で瀕死状態になっていた夫の体を少しずつ引きずって家に連れてきて命を救ったのです。夫はその時は記憶喪失になっており、結局、ロシア女性と一緒にならざるをえませんでした。
そういう事実を知り、妻は仕事から帰ってくる夫の顔を見るなり、彼と話すこともなく、列車に飛び乗ってイタリアに帰ってしまいます。映画はその後も展開がありますが、二人の関係が元に戻ることはありませんでした。
リュドミラ・サベーリエワが演じている女性は清楚で、可憐な役でしたし、それに対してソフィア・ローレンは気性の激しい、情熱的な役でした。主題曲の哀愁に満ちたメロディーが、映画によく合っており、涙を誘われます。
最初の方は愛し合う二人の姿がユーモラスに描かれます。男は絶対、結婚しないのにと言っていたのに、次の場面ではいきなり二人が結婚して教会から出てくるところが映し出されますし、夫が張り切って卵24個を使ってオムレツを作るものの、二人で食べきれずうんざりする場面もあります。
折から太平洋戦争中で、夫が徴兵されるのを避けようと二人は芝居を打って夫が精神を患ったように見せかけるものの、それがばれて、夫がロシア戦線に送られることになり、それが二人の運命の転機となります。
やがて妻のもとに夫が行方不明になっているとの知らせが届くものの、妻は夫が生きていると信じますが、戦後になっても夫は戻ってきません。復員兵から、戦いに敗れて雪の中、退却する途中、夫は力尽きてその場に倒れてしまったということを妻は聞いて、はるばるソ連まで列車に乗って夫を捜しに行きます。
戦場であったところは、今は広大なひまわり畑になっており、そのひまわり畑とあたり一面、墓が建ち並ぶ光景が、昔、映画を見た時にも鮮烈な印象になって目に焼き付いています。ひまわり畑の下には、戦争で命を落とした数多くの兵士たちや住民たちの死体が埋まっています。
妻は夫の生存を信じて地元の人々に精力的に尋ね回った末、夫が今はロシア女性と結婚して、娘も生まれているのを知ります。その女性が、雪原の中で瀕死状態になっていた夫の体を少しずつ引きずって家に連れてきて命を救ったのです。夫はその時は記憶喪失になっており、結局、ロシア女性と一緒にならざるをえませんでした。
そういう事実を知り、妻は仕事から帰ってくる夫の顔を見るなり、彼と話すこともなく、列車に飛び乗ってイタリアに帰ってしまいます。映画はその後も展開がありますが、二人の関係が元に戻ることはありませんでした。
リュドミラ・サベーリエワが演じている女性は清楚で、可憐な役でしたし、それに対してソフィア・ローレンは気性の激しい、情熱的な役でした。主題曲の哀愁に満ちたメロディーが、映画によく合っており、涙を誘われます。
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