音楽探訪48 2005年に放送された中島みゆきさんのトーク2 紅白出場を決めた理由・黒部ダムで歌う大変さ・歌詞を間違った経緯・堺工業高校図書委員会主催の「トーク・パーティー」でも取り上げられた「地上の星」の歌詞

 2005年にNHKーFMで放送された、中島みゆきさんをゲストに迎えた「サウンド・ミュージック」ですが、2002年に紅白歌合戦に初出場した時のことも語られていました。NHKから出演依頼を受けた時、それを受諾したことについて、「地上の星」が大ヒットしたのは、「プロジェクトX」の番組のおかげだと思ったからですが、中島さんが一つ注文を付けたのは、番組で取り上げられた場所で歌わせてほしいということでした。NHK側は候補地を四つ挙げ、中島さんがその中で黒部ダムを選んだのは、候補地の中で一番暖かそうであり、発電所だと電気を一杯使えるからだと思ったからだと言っていました。しかし、実際は雪ばかりの中を現地へ行くのが大変でしたし、坑道は火気厳禁で、電気も自由に使えませんでした。しかも、坑道の中は、音が反響し、歌えないところがほとんどだったものの、一カ所だけ歌えるところがあることをスタッフが発見しました。坑道の中は寒く、カイロに頼るしかなく、マイクも直前までスタッフが暖めていたことに、中島さんは感激したそうです。当日のスタッフは百名以上いたということですから、大規模な中継だったわけです。
 紅白で「地上の星」を歌った際、歌詞を間違った経緯についても説明されていました。まずキーンと音がするハウリングが起こり(映像にもその場面が残っています)、心臓がバクバクしたこと、その結果、バイオリン奏者のところで立ち止まって歌う手はずになっていたのに、思わず歩き出してしまったために、前にいる大勢のスタッフが慌ててバックせざるをえなかったこと、中島さんはどこで立ち止まったらいいか考えていたために、歌詞が頭から飛んでしまったこと、カンニングペーパーを用意していたものの、逆光で何も見えなかったこと、歌が終わった後、担当のディレクターが呆然として座り込んでしまったことなど。中島さんはその時の様子を臨場感たっぷりに話していました。「プロジェクトX」の番組さながらの、苦労の連続だった中継と云えます。
 DSCN9948.JPG 写真は2003年に大阪府立堺工業高校の生徒図書委員会が主催した「トーク・パーティー」の掲示用案内文です。この時の話し合いのテーマは、心に残った曲の歌詞でしたが、「地上の星」も取り上げられました(この時の他の曲は、DEENさんの「夢であるように」、ジャンヌダルクさんの「桜」、渥美清さんの「泣いてたまるか」です)。生徒図書委員会発行の新聞に「トーク・パーティー」の特集記事も載せましたが、図書係のチーフをしていた私がまとめの記事を書き、「地上の星」の歌詞について自分なりの解釈も示しました。その解釈で間違いなかったことが、2年後の中島さんの話で確かめられて、ほっとしました。

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