追悼・逢坂じゅんさん・ドラマ探訪18「ごちそうさん」10 自作短歌の周辺20 だしの味と焼氷を題材 

 「ごちそうさん」でうどんの店の主人を演じていた、「レッツゴー三匹」の逢坂じゅんさんが亡くなられました。まだ68歳という若さでした。謹んでご冥福をお祈りいたします。
 「ごちそうさん」でじゅん逢坂さんが出演していたのが嬉しかったことは、拙ブログで述べたことがあります。その演技を見たのが最後になり、残念に思えてなりません。「半沢直樹」にも出演していましたが、じゅんさんが活躍する大阪編はダイジェスト版で見たので、わずかに登場していただけであり、余計その思いを強く持ちます。大いにウケていた「レッツゴー三匹」時代のトリオ漫才が、今でも懐かしく思い出されます
 「ごちそうさん」では、東京とは違う大阪の薄い味に慣れるように、杏さん演じるヒロインのめ以子が絶食した末、め以子はじゅんさんの店のうどんを味わい、昆布だしのうまみを身をもって知り、大阪の味を極めるという展開になっていました。
 「ごちそうさん」のそのあたりの場面を題材にして、次のような短歌を作りました。

 大阪の味に慣れむと絶食す東京生まれのヒロイン敢ヘて
 昆布だしのうどんの味を体得す数日に及ぶ絶食の末

 2首目の歌は、主語を示していませんから、作者自身のことと捉えられかねません。しかし、これらは連作短歌ですから、そういう観点で見てもらえれば、「うどんの味を体得」したのはヒロインのめ以子だとわかるはずです。
 
画像
 写真はNHK大阪で行われていた「ごちそうさん」のオープンセットのうち、馬介の店内の一部を再現したものを3月に撮ったものです。テーブルに焼氷が載っており、席に座って写真が撮れるようになっていましたが、人々が写真を撮ろうとして順番待ちをしていました。
 焼氷もドラマですっかり有名になりましたし、「ごちそうさん」のホームページに作り方が載っています。もっとも、大正時代に新世界で焼氷ができた当時は、どのようなものであったかは定かではないのですが、番組では新たにその製法が考え出されていました。
 焼氷に関しても次のような短歌を作ってみました。

 見る目よく美味しき焼氷作り上ぐヒロインやうやく試行錯誤し
 新世界を活気づけむと幻の焼氷作る店主ら工夫し
 ドラマとはレシピ異なる喫茶店の焼氷まで評判を呼ぶ
 
 ドラマではめ以子が工夫して焼氷を作るという描き方になっていましたが、実際は一昨年に新世界の店主たちが集まって、大正時代に作られていた焼氷の製法を考えて復活させていました。そのことを詠んだのが2首目です。むろん、新世界の焼氷と「こぢそうさん」の焼氷は作り方が違うのですが、喫茶店の焼氷もドラマのおかげで評判になり、3首目はそのあたりのことを詠んでいます。私自身は、まだ食べたことはないのですが。

 

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