京都探訪193 「京の七夕」の福本清三氏の行灯メッセージ・中島貞夫氏の新たな時代劇映画に期待

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 写真は「京の七夕」の際の福本清三氏の行灯メッセージを8月12日に撮ったものです。「どこかで誰かが見ていてくれる」と書かれていますが、福本氏の人生観をよく表した言葉です。
 50年以上時代劇で斬られ役に徹してきた福本氏の初主演映画「太秦ライムライト」が、ファンタジア国際映画祭で、最優秀作品賞を受賞し、福本氏も最優秀主演男優賞受賞の栄冠に輝いたという記事が、マスコミで大きく取り上げられました。
 受賞したことについて、8月10日付朝日新聞には、「信じられない。何かの間違いのように思われ、落ち着かない気持ちでいっぱいです」という福本氏のコメントが掲載されています。
 「太秦ライムライト」は残念ながらまだ見ていません。福本氏が一躍有名になった「ラスト・サムライ」は見ましたが、トム・クルーズの警護役として存在感がありました。
 福本氏の快挙は何より嬉しいことですが、太秦で作られる時代劇の本数が大幅に減っていることに憂慮の念も持っています。長年培ってきた技術などが受け継がれず、途絶えてしまいかねないからです。
 むろん、今も太秦の映画やテレビ制作に関しての伝統の重みを感じる時はあります。東映京都撮影所で作られたもので私が最近見たもので印象に残っているものとしては、テレビでは「信長のシェフ」「みをつくし料理帖」がありますし、映画では「るろうに剣心」「のぼうの城」などがあります。また松竹京都撮影所制作のものでは、「必殺仕事人2014」が放送され、必殺ファンの私はその世界に浸ると共に、作り方と云い、演出の仕方と云い、ドラマの展開の仕方と云い、必殺の伝統的なものが受け継がれていっていることに安堵感のようなものを覚えました。福本氏もかつて必殺シリーズで何回か斬られ役を演じています。
 時代劇映画華やかなりし頃は、時代劇スターで京都に住んでいる人が多くいましたが、今では俳優の居住地と云えばほとんどが東京です。
 京都テレビで、映画監督の中島貞夫氏が案内役となって、専ら太秦制作の昔の映画を放送する番組があって、懐かしさに駆られてたびたび見ていましたが、残念ながらその番組はなくなりました。その中島氏の監督50年を祝う会が7月27日に京都で行われ、その記事が朝日新聞の文化欄に載りました。その記事には、福本氏もその祝いの会に駆け付けたこと、中島氏が「現在、16年ぶりの新作となる時代劇映画の構想を練っている」こと、映画を「『やるからには僕が育った京都太秦に恩返ししたい。生意気ですが時代劇に活を入れたいんです』とあいさつした」ことなどが記されています。中島氏の新たな時代劇映画に大いに期待しています。

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