自作短歌の周辺31 歌会に出した安保法案反対の歌・「そこまで言って委員会」に出演の安倍首相 

 憲法の解釈により戦争を可能にせむとは無謀の極み
 批判的言論を与党封じたきか時代は逆行してゆくばかり

 一昨日大和郡山の三の丸会館で行われた巻雲短歌会の奈良支部歌会に出した詠草です。詠草の題材はなんでもいいのですが、今回は政治的な題材を敢えて選びました。昨年、特定秘密法案が成立した時にも、それを題材にした詠草を歌会に出し、そのことについては昨年の拙ブログで記しました。今度は安保法案が成立しそうな状況の中で、反対派の立場から、意図的にかなり激しい表現をしました。「戦争」「無謀の極み」などの言い方がそうです。
 歌会の参加者からも、「戦争」は「侵略戦争」的な意味合いを表すので、この場合そういう表現はふさわしくないのではないかという意見が出ました。政府は確かに「戦争法案」ではないと言っていますが、集団的自衛権の行使は「戦争」を招きかねないものであり、そういう懸念を私も持っていますし、そう思う国民は少なくないということもあって、「戦争」という表現を使いました。
 一首目より、二首目の方が参加者にはわかりにくいようでした。歌会の詠草は作者がわからないように、むろん名前は伏せ二首の歌は切り離してプリントされていますから、一首目の作品とはセットになっていることが分からないようになっているので、なおさらです。
 二首目は、政府に批判的なことを書くマスコミは懲らしめねばならないと言った与党議員の発言を踏まえていますが、後で謝罪したものの、そこに与党の本音が表れていると思わざるをえません。いずれ与党はさまざまな圧力をかけて言論封殺に踏み切るかもしれません。戦前のような言論の自由がないような時代に戻るかもしれないという懸念を下の句で表現したつもりです。この歌でも、かなり極端な言い方をしていますが、今の状況を非常に憂える気持ちの表れです。
 もっとも、歌として「与党」という言葉の位置がよくないのではないかという意見も出ましたが、私自身もそのことは気になっていて、その点はもう少し練らねばならないと思っています。
 先週の読売テレビの「そこまで言って委員会NP」に、安倍首相が出演して、安保法案や消費税増税などのことについて語っていました。内容的にはもっと議論を戦わしてほしいところでしたが、なにしろ出演者のほとんどは安保法案に賛成する立場の人々(その中には改憲論者もいます)でしたから、安倍首相の発言を補強するだけで、議論が深まるところはありませんでした。安倍首相が出演したのはこの番組だけではなく、「ミヤネ屋」もそうだったということを後で知りました。わざわざ大阪に来たことについて、橋元氏の間接的な援護射撃のためだったとかいろいろな見方がされていますが、「そこまで言って委員会」の前番組「たかじんのそこまで言って委員会」にも、たかじんさんとの深い縁で出演したことがあり、その流れがあったのではないかと思われます。番組が作ったキャラクターである左翼(ひだりつばさ)君が、安倍首相出演の前に、安保法案反対論を展開していましたが、首相との対決場面もあればなあと正直、思いました。

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