奈良探訪6 平城宮跡 「大立山まつり」の準備・「発掘速報展 平城2015 」

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 写真は平城宮の大極殿を昨日撮ったものです。午後から生駒市で行われた短歌会に参加し、それまで少し時間があったので、近鉄西大寺駅で途中下車して久しぶりにぶらり散策してきました。平城京遷都1300年のイベントに家族で行って以来です。
 昨日行った時には知らなかったのですが、今日から平城宮跡で「大立山まつり」が行われ、その準備がされていました。写真にうつっているように大極殿の前に野外ステージが作られていましたし、4基の大きな四天王像の山車が置かれていました。奈良県各地の料理を出す模擬店のテントも立ち並んでいました。今年初めて行われる夜のイベントであり、「灯りのイベント」と銘打たれています。「一年の無病息災や家内安全を祈念」してのものだということが、公式ホームページに記されています。
 大極殿から南に下り(四隅に置いてある四天王像の山車を見ながら)、近鉄奈良線の線路を越えて朱雀門のところまで行き、遣唐使船復元展示の外観を見ました。そばの平城宮歴史館も入りたかったのですが(「火の鳥と手塚治虫展」を開催中)、時間の関係でそこはパスして、平城宮跡の北西にある平城宮跡資料館に行きました。平城宮のジオラマ、発掘調査の出土品などが展示され、宮殿や役所の内部の再現がされていましたし、「発掘速報展 平城2015 」も催されていました。
 平城宮跡の敷地は広大で、次々と発掘調査がされています。その点が、平安京との違いであり、平安京の跡は町中の地下に埋まっていますから、ビルなどが再建されるときにしか、発掘調査ができません。どうしても部分的な発掘になってしまいます。
 「発掘速報展 平城2015 」のパンフレットには、「奈良時代前半に大極殿と大極殿院南門の間をつなぐ南北通路が存在したこと、奈良時代後半には、西宮(称徳天皇の住まい)の前面に7本の『ハタ』が立てられていたことが明らかになりました」などと記されています。
 この7本の旗は、元日朝議の際に建てられたということが、平安時代の法典「延喜式」に記載されており、発掘された柱穴同士の間隔も、「延喜式」の中で記されている長さと一致したということも、同パンフレットに記されています。 ハタの内訳は、中央に烏形、東側に日像、朱雀、青龍、西側に月像、白虎、玄武だということも同パンフレットに記載されており、それらの旗が建っている様子を再現した写真パネルも展示されていました。
 同パンフレットには、平城京の北方の中山瓦窯(がよう)に今まで発見された10基の瓦窯とは別の場所で3基の瓦窯が見つかったこと、平城京の一等地から出土された豊富な品々も掲載されています。
 これからの発掘調査によって、平城京の全体像が次第に明らかになっていくのではないでしょうか。

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