約5年ぶりの大阪府立大手前高校訪問5 回想 三年の文化祭で演劇「ベルサイユのばら」を凝った演出で熱演

DSCN8539.JPG 今から15年前のことになりますが、大手前高校で58期生の三年理系の担任をした時、文化祭で演劇「べルサイユのばら」を行ないました。この場合もすべて生徒たちが企画・運営しましたから、担任は付き添うだけでした。脚本は女子生徒が書きましたし、小道具・大道具も生徒が工夫してこしらえ、劇の演出も凝っていました。
 マリーアントワネットが処刑されるギロチン台も作りました。アントワネットが横たわって、上からギロチンが落ちてくるというもので、安全性には問題はありませんでしたが、落ちた時に大きな音がするので、アントワネット役の女生徒は度胸を決めていたとは云え、実際は怖かったに違いありません。戦いの場面もあるので、棒を使いながら殺陣の練習を廊下でさかんにしていました(本番では鉄で作った剣もどきを使いましたが、練習を繰り返したおかげで息がぴったり合っていました)し、斬られた兵士が舞台から後ろ向きに落ちる場面がある(舞台の下にはマットを敷きました)のですが、その生徒は跳び箱の上からマットに後ろ向きに落ちる練習を何度も繰り返していました(この時は、事故があってはいけないので、担任が必ず付き添うようにと体育科の先生から念を押されました)。衣装もきらびやかなものにしましたし、劇を二部構成にして、全員が一度は舞台に立つようにしましたが、これらも生徒が自主的に決めたことです。この演劇で、一層クラスの一体感が深まったような気がしました。文化祭は9月の最初に行われましたが、この後、生徒たちは気分を切り替えて、今度は受験に真剣に取り組みました。文化祭での頑張りが、受験にもよい結果を生み出したように思います。浪人した子も多数いましたが、結果的に8割以上の生徒が国公立大学に進学しました。
 むろん、大学に入るだけがすべてではなく、その後、大学でどれだけ専門的な知識を身に付け、それを将来にどう生かし、どうつなげてゆくかが大事なのですが。入学するのが難しすぎて、受験勉強にエネルギーを費やした結果、大学で遊んでしまったり目的を失ったりする者が少なくありません。受験制度の抜本的な改革が必要だと思っています。
 それはともあれ、高校で行事や部活動に真剣に取り組んだことは、大きな財産になって、将来いろいろな面で役立ち、それが人間力につながるのではないでしょうか。
 この劇は両親も見に来てくれて、その後、他のクラスの喫茶店でホットケーキなども食べ、教務室で何人かの先生に挨拶もしていましたが、大変満足してご機嫌だったこともよく覚えています。

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