映画探訪39 「007 黄金銃を持つ男」2 低身長の部下の存在感、舞台は香港・マカオ・タイが中心、空手や相撲も登場、今の香港国家安全維持法への懸念

DSCN9498.JPG 映画「007 黄金銃を持つ男」に登場する、黄金銃を持つ男の部下の低身長の男も、主人の遺産を狙う食えない人物ながらユーモラスな面も持ち存在感がありました。
 DSCN9493.JPG この映画の舞台の中心は、香港、マカオ、タイなどの東南アジアですが、映画が作られて約20年後に家族でこれらの国を訪れたことがあるだけに、今回改めて見て余計懐かしい気がしました。香港の「ペニンシュラ・ホテル」も映画には出てきますが、ロビーで八ミリビデオを回していたら、スタッフの人に止められたのを思い出します。ホテル内は撮影禁止なのを知りませんでした。香港が中国に返還される前年のことでした。
 香港の今の状況を見ていると、今までの自由な香港がなくなってしまう危惧の念を覚えます。浜村淳さんが、ラジオ番組で戦前の日本の治安維持法と、今の香港国家安全維持法の共通性を語っていましたが、全く同感だという思いがしました。50年間は一国二制度を守るという約束のもと、香港はイギリスから中国に返還されたわけですが、中国はその約束を反故にしてしまいました。国際的な非難をいくら浴びても、恐らく、中国はこの弾圧的な姿勢を改めることはしないでしょう。中国の体制が変わらない限りは。
 私が中国に行った1980年代は、中国は開放的で、日中友好ムードが漂っていましたが、天安門事件以降、中国の姿勢も変わって締め付けが
厳しくなってきており、いろいろ訪ねたいところはあるものの、コロナ禍が収束したとしても、こういう情勢では中国へは行く気になりません。
 ところで、「007 黄金銃を持つ男」では、むろん、タイのムエタイも出てきますが、相撲や空手も登場しています。このあたりは、日本的なものも混同して扱われている気がします。もっとも、空手は厳密に云えば琉球が発祥地ですし、この映画では、タイに住む中国人実業家が、日本的な趣味を持っている人物として描かれているのかもしれません。しかし、とかく欧米の映画では、日本も中国も韓国も東南アジアも文化や習慣が一緒くたに扱われているところがよく見られ、おかしい描き方がされていることが、少なくありません。昔に比べると、随分ましになっているきているとは云え、間違いは今でも時々あります。

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